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家賃とローンの返済例額を比べても意味がありません

 

今もときどき、ポストに不動産会社のチラシが入ってます。

今日のチラシには、住宅ローンの返済例とともに「今の家賃と比べてみてください」と書いてありました。

今でこそ少なくなりましたが、以前は多くの不動産チラシに書いてあった文言です。

 

賃貸は、2年ごとの更新時の費用を除けば家賃と共益費だけが毎月の費用なので、シンプルで分かりやすいです。

しかし、持家の場合はあまりシンプルとはいえません。

住宅ローン以外にも固定資産税が毎年かかりますし、建物は経年劣化するので固定資産税も定期的に見直されます。

経年劣化があるので長期的な修繕費のことも考慮する必要があります。

 

不動産の維持のためには他にもコストがかかります。

単純に住宅ローンの返済額を家賃と比べて安いと思って購入してしまうと、購入した後の住宅ローンを含めた住宅関連費用が大きな負担となるでしょう。

以上のことから家賃と住宅ローンの比較はあまり意味があるとはいえないでしょう。

 

マンションであれば、他にも管理費と修繕積立金がかかります。

管理費は、毎月の維持管理や共有部分の維持管理のための費用です。

修繕積立金は、マンションの価値を維持するための中長期的な修繕計画です。

 

一戸建てであれば、管理費と修繕積立金はかかりません。

だからといって建物も経年劣化するのでいつかは設備が故障します。

設備の故障や建物の修繕に備えて毎月一定額を積み立てておくのがおすすめです。

 

家賃と住宅ローンを比較してどうするんですか

 

 

 

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