リバースモーゲージは年金を補えるか
専門誌によると、今後、老後破産する人が一層増えていくそうです。
年金の額は、法律の規定によって決まっています。
年金だけでは不足するので、不動産を活用したリバースモーゲージが注目されているそうです。
不動産を活用した不動産投資
保有している不動産を貸し出したり、土地の上にアパート、マンションを建てるというのが不動産投資です。
今後、日本は人口減少時代を迎えることになりますから、投資する不動産の選別が重要です。
保有している不動産でも、利用価値が低そうならいっそ、処分してみた方がいいかもしれません。
不動産投資が投資である以上は、リスクを伴いますから、将来のキャッシュフロー予測や市況予測は必須です。
リバースモーゲージの利用
リバースモーゲージとは、住宅や土地を担保にして、担保にした不動産に住みながら老後資金の融資を受けて、死後に不動産を売却して受けた融資を返済する方法です。
保有している現金は少ないが、不動産がある高齢者向けの方法です。
ただし、不動産は経済状況や不動産市場の影響を受けるため、貸し手が不動産に詳しい必要があり、また、将来のリスクがあることから担保価値の半分以下しか融資を受けられないといった声もあります。
不動産を保有しているといっても、どんな不動産でも利用できるというわけではなく、ある程度の資産価値がある不動産でないと利用しにくいといった問題もあります。
現状は、年金を補うまでになっているとはいえませんが、今後、取り組みが進んでいけば、不動産投資と並ぶ老後の年金不足となるかもしれません。
とはいっても、現在は富裕層向けの制度だと思います。
熟年離婚は破綻する
厚生年金が分割できることになり、熟年離婚が一時的に流行りました。
しかし、実際には離婚した後に元に戻る夫婦が多いという話を聞きました。
なぜ、離婚した熟年夫婦が元に戻ったのか、それは、離婚したからといってもとからある夫婦合わせての年金が増えないからです。
例えば、夫婦合わせて300万円の年金だったとしたら、単純に夫婦二人で平等に分ければ150万円になります。
しかも、厚生年金の分割には、「合意分割」と「3号分割」があります。
独身期間が長ければ、その期間は年金分割の対象になるわけではないので、夫婦間で年金額に差が出ることもあります。
また、夫婦別々になれば、新たに住む家も必要になりますし、出費も増加しますので当然ですが、全体の老後生活は苦しくなります。
以上の理由から、生活のためと割り切って元の生活を選択する夫婦は意外と多いようです。
若いうちに離婚した場合は、それぞれが働けばそのようなことはないのですが、高齢期の離婚は覚悟が必要かもしれません。
貧乏は連鎖する⁉貧乏な家庭の子は将来も貧乏？
「貧困が生まれる場所」というノンフィクションの本を読みました。
この本では、様々な事例をもとに貧困家庭の子についての日常生活が書いてあり、貧困家庭の子は平均的な家庭と比較しても圧倒的に貧困になりやすいということがデータをもとに書いてありました。
確かに裕福な家庭だと教育にお金をかけられますので、学歴をつけられますからいい会社に入社しやすくなります。
貧困家庭だと教育どころではありませんので、高校中退にもつながりやすく、高校中退では働く場所もパート等の不安定な雇用しかないという負のスパイラルが生じます。
その結果、親子そろって生活保護を受給することも珍しくないそうです。
そして、一度生活保護を受給すると生活保護から抜けられるのはほとんど無理のようです。
というのは、不安定な雇用しかないと生活保護費を超える金額を受けられることがまずありませんので、本人だけでなく職員も最初から諦めムードみたいです。
湘南のある市町村では、生活保護の窓口と担当を新人の地方公務員に任すそうです。
理由は、生活保護受給者が立ち直ろうとしないので、誰が担当になっても同じだからだそうです。
弱者を攻撃するようになったのは、国民が全体的に稼ぐのが難しくなったからと関係してます。
生活保護制度を批判する人がいますが、不正受給が問題なだけで、制度自体は必要なはずです。
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