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住宅ローンの毎月返済額の決まる要因、住宅ローンの組み方の変化

 

不動産の購入は、ローンを利用して購入することがほとんどです。

それなのに不動産探しと比べるとローンについてはあまり考えず、不動産会社に言われるままローンを決める人は多いです。

ローンで失敗しないコツは資金計画にあるといっていいほどで、資金計画は不動産探しと同じくらい重要です。

住宅ローンの毎月の返済は何で決まるか

住宅ローンの毎月返済額は、いくつかの要因によって決まります。

住宅ローンの毎月の返済額は、①借入金額、②適用金利、③返済期間、④返済方法によって決まります。

 

借入金額

借入金額とは、金融機関から借りた金額です。

物件が4,000万円でも頭金をいくら入れるかによって変わってきます。

頭金が1,000万円であれば、3,000万円を借りることになるでしょうし、

頭金が100万円なら不足の3,900万円が借入金額になります。

 

適用金利

適用金利というのは、住宅ローンを借りる人に適用される金利です。

金利というのは、お金を借りる代わりに貸借料として金融機関に払う金利で、利息のことをいいます。

100万円を借り、1年後に2%の金利をつけるというのであれば、100万円に2万円の利息を足して支払います。

金利は借りる人ごとに適用される金利が異なるので、いくつの金利が適用されるかを知っておく必要があります。

 

返済期間

住宅ローンをどれだけの期間で返済していくかを返済期間といいます。

同じ金額を借りたとしても、返済期間が10年と30年とでは、毎月の返済額が異なります。

短い期間で返済すると月の返済額が大きくなるので、長ければ長いほど毎月の負担は減ります。

ただし、返済期間が長いので支払う利息は増加します。

 

返済方法

ここでの返済方法とは、変動金利や固定金利ではなく、元金均等返済か元利均等返済のどちらの方法で返済するかということを指します。

 

元利均等返済と元金均等返済っとは?

 

同じ金額で同じ金利で同じ返済期間でも、元利均等返済と元金均等返済とでは、月々の支払いが違います。

元金均等返済は、最初はきついですが、後になれば月の支払いは楽になります。

 

まとめ

①この借入金額は、大きい金額になるほど月の返済金額も大きくなります。

②適用金利が大きいほど、毎月の支払金額も大きくなります。

③返済期間は、長いほうが毎月の返済額は少なくなります。

④一般的には元利均等返済の方が、毎月の返済額は少なくなります。

時代とともに変わる住宅ローンの組み方

今の住宅ローンの金利は、実質の変動金利であれば1%を切っていることが多く、35年の固定金利であっても1%代です。

 

変動金利は人によって適用される金利が異なります。

実際に適用される金利は、店頭金利から優遇金利が引かれたものが実質の金利となります。

 

変動金利の店頭金利はここ15年はほとんど変わってません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ15年間の変動金利は2.475%と変わってませんが、25年前までさかのぼるとで8%を超えたこともあります。

2,000万円を35年の返済計画で借りたとすると、毎月の返済額は14万2千円になります。

同じ条件で金利だけ2.475%であれば、毎月の返済額は7万1千円です。

金利が2.475%か8%というだけで倍の金額になります。

 

当時は、変動金利でも金利が高く、固定金利を選択する人はあまりいませんでした。

しかし、現在は金利が随分と低下したため、固定金利を選択する人も多くなりました。

 

住宅ローンの返済期間は、普通は何十年にもなるので、時代に合わせて借り方を変えたり、見直しをするといったことが必要です。

 

金利の上昇局面では固定金利を選択し、金利の下降局面では変動金利を選択することで総支払額をおさえられます。

でも、実際は金利がどう動くかは専門家でも充てることはできません。

 

 

 

 

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