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変動金利と固定金利は損得よりもリスクの把握が大事

変動金利と固定金利はどちらを選択するのがいいのか。

これは、ローンを利用する際によく質問を受けるものの一つです。

ローンの金利の種類には、大きく分けて変動金利と固定金利がある

不動産の購入では、ローンを利用することがほとんどですが、ローンの種類には「変動金利」と「固定金利」があります。

一定期間だけ固定金利というタイプもありますが、変動金利と固定金利が分かればこのタイプも理解できます。

 

変動金利というのは、その名の通り金利が変動する金利です。

変動金利では、年に2回、4月と10月に金利が見直され、見直された金利をもとに適用される金利も変動します。

 

固定金利は住宅ローンを借りている全期間の金利が変わらないものをいいます。

金利が固定されるので、ローンの返済計画が立てやすく、ライフプランを立てやすいというメリットがあります。

 

低金利のときに固定金利を選択すれば、今後金利が上昇しても低金利が適用されます。反対に高金利のときに固定金利を選択すると高い金利が適用された住宅ローンを支払い続けることになります。

高金利のときは変動金利を選択するのが原則です。

ただし、ローンは、繰り上げ返済や借り換えといったオプションがあるので、現在の金利が高いか低いか分からない場合は、今後、ローンの見直しをするといった前提で借りるといった選択もできます。

変動金利と固定金利のどちらが得かは誰にも分からない

住宅ローンを選択する際に必ずといっていいほど出てくるものが「変動金利」か「固定金利か」というものです。

結論をいってしまうと、将来どうなるかは誰にも分かりません。

雑誌やテレビで専門家が将来の金利について意見を言っているのをみることがありますが、あれらは全て予想にすぎず、金利が上がるか下がるかは1/2です。

 

変動金利と固定金利のどちらが得かどうかで悩むより、借りた後の定期的な見直しを心がけ、自分の選択した方を信じてあまり考えすぎないようにすることが大事です。

変動金利と固定金利のどたらがいいかを知るためには、将来の金利が分からなければ現時点では答えを出すことは不可能です。

 

現在の住宅ローンのことについて調べることはできます。

住宅ローンのことについて全く知識を持っていない人と住宅ローンについて勉強して知っている人とでは、支払総額で差が出ることがあります。

 

知識のある人や専門家をうまく活用している人は、総額費用を抑えることが可能です。

マイホームを購入の際は、ほとんどの人がローンを利用します。

しかし、総務省が発表している「住宅ローンの実態調査」を見ると、過半数の人が将来のリスクについては検討が不十分です。

リスクに対する認識が甘いと、住宅ローンで破産する人は減りません。

住宅ローンで多重債務に陥る人が横ばいですが、住宅を購入する人が減っていることを思えば実質割合では増えているといえます。

変動金利から固定金利に選択する人が増加中

マイナス金利よる影響で今までにない低金利ですので、将来的の金利上昇リスクに備えて住宅ローンを乗り換える人が増加しているようです。

同じ時期であれば、変動金利の方が固定金利より金利が低くなります。

固定金利を選択するメリットとしては、少しくらい金利が高くても固定金利は将来の返済額が固定しますので将来の予定が組みやすく将来の計画も立てやすくなります。

 

変動金利から固定金利へと乗り換える人が増加したのは、例え毎月のローン返済額が上がったとしても、リスクを回避したいと思う人が多かったということでしょうね。

 

変動金利と固定金利には、メリットとデメリットがどちらにもある

これから先も日本が低金利である保証はありませんが、住宅ローン利用者に対するアンケートでは金利は急には上がらないという意見が多いようです。

多数の人は、ハイパーインフレでも起きなければ、急激に金利が上がるとは思っていないようです。

しかし、世界の国ごとに住宅ローンの金利を見ると、アメリカやイギリスの金利は変動金利でも4%~5%、固定金利では5%を超えているようです。

経済環境は国によって異なりますが、低金利のときに固定金利へと移行するのが合理的な判断とされています。

 

住宅ローンの将来の金利が上がらないというのは、希望的観測にすぎません。

住宅ローンは、借りられる金額で判断するのではなく、リスク管理といった視点をもって利用するという考えを持つことが住宅ローン破綻を回避するには必要です。

自分は変動金利派なので、変動金利が悪いというのではなく、変動金利のリスクを知っておくことを提案します。

 

せっかく買ったマイホームも住宅ローンが返済できなくてマイホームを失った人はバブル崩壊後も増加しています。

住宅ローンを一度組んでしまえばこの先、何十年と返済していかなければなりません。

一流企業に入社して出世するような人でも住宅ローンで失敗することは珍しくありません。

住宅ローンの返済が滞ればマイホームを失いかねません。

案外知られていないのですが、マイホームを失った後も借金は残ります。

なので、マイホームを失った後も借金を返済していく義務はなくなりません。

住宅ローンは長期にわたって返済していくものです。

住宅ローンの利用についてのリスクを学んでみてはどうでしょう。

 

 

 

 

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