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「親子リレー返済」と「賃貸併用住宅」のメリットとデメリット

少し前に流行したローンの返済方法に、「親子リレー返済」と「賃貸併用住宅」とがあります。

まあ、流行したと言っても業界内のことで、ファイナンシャルプランナーでも知らない人が多いため、ほとんどの消費者は知らないと思います。

そこで今回は、親子リレー返済と賃貸併用住宅を紹介しようと思います。

親子リレー返済を利用すれば、親の負担が軽くなる⁉

住宅ローンの返済方法の一つに「親子リレー返済」というものがあります。

親子リレー返済というのは、二世帯住宅を購入する場合に向いている住宅ローンの返済方法です。

 

親子リレー返済では、親の返済を後で子が引き継ぐといった住宅ローンです。

 

どこの金融機関も重視している項目に「完済時年齢」というものがあります。

完済時年齢というのは、住宅ローンを完済し終わるのが何歳かというものです。

現在の金融機関の多くは、80歳未満に設定していることが多く、もし利用者の年齢が60歳だと80歳までの20年が住宅ローンの返済期間になります。

同じ金額を借りても返済期間が違えば毎月の返済額は違います。

すると、50代、60代になってからのローンはかなりの負担となります。

 

そういった場合に親子リレー返済を利用すれば、年齢が高い親であっても子が住宅ローンを引き継ぐので長期の返済計画を立てることが可能になります。

ローンの返済期間には、年齢で制限される場合がありますが、親子リレー返済であれば子の年齢で完済時年齢をみてもらえます。

 

ただし、親子リレー返済は、金融機関によって扱っていない場合があります。

また、親子リレー返済を扱っている場合も、金融機関ごとに差があるのでご利用の際は確認が必要です。

 

デメリットは、子がその家を出て別に不動産を購入するような場合に新規のローンが難しいということです。

また、親がすぐになくなった場合は、子がローンを返済していくことになります。

賃貸併用住宅を利用すれば住宅ローンを他人が返済してくれる?

賃貸併用住宅とは、住宅の一部を賃貸として貸し出している住宅のことです。

 

使わない部分を貸し出すことで賃貸収入を得ることが可能なのがこの住宅のメリットです。

つまり、住宅ローンをた利用して自宅を建築し、半分を他人に貸し出すことで賃料収入を受け取れますので、その賃料収入を住宅ローンの返済に充てれば、自分が住宅ローンを返済しなくても他人が代わりに返済してくれるというわけです。

 

ただ、賃貸併用住宅にするには、借手がつくような立地でないとずっと空き家なんてことにもなりかねません。

一戸建てを立てる際に駅まで徒歩で15分といったケースはよくありますが、賃貸は駅まで徒歩15分だと人気がありません。

賃貸に住む人は、駅が近いことを重視する人が多いので、少し不便な土地になると入居者募集が大変です。

 

 

また、借りる側の立場としては、大家さんが隣に住んでいる住宅は正直言って住みにくいのではないでしょうか。

今は、完全な借り手市場なので、大家さんが借主に変に気を使ってるなんてこともあります。

 

入居者を募集してもなかなか借り手がつかないので、親戚の子に住まわせたり、物置と使っているなんて例もあります。

これから賃貸併用住宅を建てるのであれば、自分が好む住環境よりも、借り手が好みそうな場所に建てるといった発想が重要です。

 

また、建物の半数以上を自宅として使わなければ住宅ローンを利用できないといったルールもあります。

「親子リレー返済」と「賃貸併用住宅」のまとめ

親子リレー返済というのは、住宅ローンの返済方法の一つで、親から子へとローンの返済が受け継がれる方法。

賃貸併用住宅は、自宅の一部を他人に貸し出す住宅で、ローンを返済しながら家賃収入を得ることができる。

親子リレー返済も賃貸併用住宅も、どちらについてもメリットとデメリットがあるので、よく考えてから利用することです。

 

 

 

 

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