修繕積立金
マンションを所有すると毎月かかる費用に「管理費」と「修繕積立金」があります。
管理費は、共有部分について毎月かかる費用です。
マンションでは、外観等の共有部分についてマンションの資産価値を維持するために修繕費用を見積もります。
新築の場合は別ですが、マンションは経年劣化していくものですので10年後、20年後、30年後、といったように長期の修繕計画を立てて実施します。
マンションは、マンションの所有者全員の建物なので修繕費は区分所有者が負担します。しかし、一括で負担するとかなりの負担になるので、将来に向けて毎月少額を積み立てていくのが「修繕積立金」です。
修繕積立金の積み立て方法
マンションの修繕積立金の代表的な方法は、2種類あります。
一つは、将来の修繕費を期間で均等に割る「均等積立方式」というものです。
そして、もう一つは最初の積立額を抑えて段々と積立額を上げていく「段階増額積立方式」です。
実際にはほとんどが段階増額積立方式を採用しているといわれています。
そうしないと新築マンションが売れにくくなってしまいますからね。
また、修繕積立金が不足する場合は増額することもあります。
均等積立方式
均等積立方式は、将来の修繕費を積立期間で均等に負担する定額方式です。
メリットは、将来の急激な増額を見込んでないので安定的な積み立てができる点です。
中古で購入した人にとっては、増額された修繕積立金よりも望ましいといえます。
とはいうものの、修繕積立金が不足する場合は見直しすることで増額することはあります。
段階増額積立方式
段階増額積立方式は、最初は修繕積立金を少額にして段々と増額していく方式です。
メリットは、最初は修繕積立金を抑えることができる点です。
その反面、増額した場合に負担となりやすく、区分所有者の支払困難で積み立て不足になっているマンションもあるようです。
終わり
マンションだと修繕積立金があるように一戸建てであっても長期的な修繕費を積み立てていくことが望ましいと思います。リフォームをすることで建物の寿命は延びますし、価値も上がるからです。
今回は2種類の修繕積立金の積み立て方式について書きましたが、最初に一定額の積立金をおさめるといったやり方もあります。
区分所有者は、他人任せだとどうしても被害者意識を持ってしまうのでマンション管理組合の一員ということを意識する必要があります。
一戸建てだとマンションのように強制的に積み立てることがありませんので、意外と見落としている人がいますが、一戸建てでもメンテナンスは必要です。といっても、マンションほどかからないことが一戸建ての利点です。
横浜(金沢区、栄区、港南区、磯子区)、逗子、鎌倉の不動産探しのことなら株式会社ライフプランまで
ファイナンシャルプランナー(FP)が不動産探しをお手伝いします
それ以外のエリアもご相談ください
神奈川(泉区、戸塚区、南区、中区、鶴見区、西区、神奈川区、港北区、緑区、青葉区、都筑区、瀬谷区、保土ヶ谷区、旭区、川崎、藤沢、横須賀)
株式会社 ライフプラン
お気軽にお問い合わせください