保険とライフプランには深い関係があります。
元々、ライフプランの考えが生まれたのは、保険のセールスからといわれています。
ファイナンシャルプランニングは、アメリカの保険セールスマンから始まりました。
貯金は時間がかかるが保険は直ぐ
保険屋さんが保険のことを説明するときによくいうのが、「貯金は三角、保険は四角」、といった説明です。
この言葉を補償の観点から説明してみます。
図は、横が年齢を表しており、20歳から左に行くごとに年齢を取っていくというものです。
縦は、お金の金額を表していて、上に行くほど補償の金額は増えていきます。
貯金と保険を補償から見た場合の貯金の特徴
貯金したお金は国の信用にも寄りますが、国の信用が高ければ、国内どこでも使えます。
また、お金は流動性も高く、どこにでも持っていくことが容易で、ほとんどの物を購入することができます。
反面、左の図を見ていただくと分かるように少しずつしか貯まっていかないので1年経ってもお金はたいして貯まってません。
仮に貯金額を月に1万円とするのであれば、1年後の備えは12万円しかないということになります。
また、貯金の場合は、積み立てた金額が少ないので、若くして死亡するほど遺族に必要なお金が大きくなります。
貯金と保険を補償から見た場合の保険の特徴
保険の場合は、契約した事故のみしか保険のカバーの対象になりませんが、補償期間内ならいつでも契約した同額の金額を受け取れます。
保険の備えを見てみると、保障期間内であれば、20歳に事故に遭おうが60歳に事故に遭おうが同じ金額の保険金が受け取れます。3,000万円の保障であれば、20歳で事故にあっても、60歳で事故にあっても同じ保障金額3000万円というわけです。
貯金だと3000万円貯まるのが60歳ですので、60歳まで待たなければ備えが十分ではありませんが、保険であれば20歳で死亡しても3000万円の受け取りが可能となります。
そのかわり、保険は、補償期間を過ぎてしまえば保険料が出ていっただけで終わりなので何も残りません。
その点、貯金は貯まったお金が残ります。
保険は義理で入るのではなく、目的を明確にすることが大事です
いかがだったでしょうか。
貯金と保険の違いについて書いてみましたが、それぞれメリット・デメリットがあります。
社会人になったから、義理があるから、といった理由で保険に加入するのではなく、主体的に考えないといつまで経っても有意義な保険の使い方ができません。
以前、終身保険を使って補償を得ながら、老後資金を積み立てていくといった手法が流行りました。
バブル時代の話ですが、当時はインフレが10%にもなっていたそうです。
生命保険を活用して200万円を10年後に360万円にして喜んだという、笑うに笑えない話があります。
物価が毎年10%上昇するのであれば、500万円になってないと実際には目減りする(損している)ことになるからです。
保険は使い勝手がいいのですが、保険屋さんがいうほど優秀な商品とは限りません。
いまだに終身保険を活用して老後資金を貯めましょうといった提案をしている保険担当者もいますが、利回りを考えるとあまり有効とは言えません。
老後資金を積み立てるのであれば、他に方法はいくらでもあるのです。
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