金融商品に対して誤解をもっているお客さんは多いです。
老後に備えて投資をしていてる人でもよく話を聞いてみると維持コストの高い商品ばかり保有しているなんてことも多いです。
ETFとETN
投資初心者におすすめの商品の一つにETFとETNがあります。
ETFは、「Exchage Traded Fund」の頭文字をとったもので、上場投資信託のことをいいます。
ETNは、「Exchange Traded Note」の頭文字をとったもので、指標連動証券のことです。
ETFもETNも分散投資の効果が期待できることがあります。
一般の投資信託だと特定の証券会社でしか扱ってませんが、ETFとETNは上場してるので多くの証券会社で売買が可能です。
ETFは、株価指数といった指数に連動させるために指数を構成する資産を保有します。
一方、ETNは、発行する機関が指数と連動することを保証しており、資産を保有しません。
資産運用は再投資することで殖えていく
再投資とは、投資活動によって得た利益を再び投資に回すことをいいます。
再投資によってえられる最大の効果は、複利による効果です。
単利と複利とでは得られる効果がことなります。
単利と複利による効果の違い
単利というのは、毎年決まった利息を受け取り再投資に回しませんので、何年経っても受け取る金額は変わりません。
100万円を年利10%で運用すれば、年10万円の利息が付きます。
1年目も10年目も毎年10万円の利息が付きます。
対して再投資した場合は、1年目の利息10万円を100万円に組み入れるので、2年目は110万円を運用することになります。
すると、2年目は110万円に対して10%の利息が付くことになり、利息は11万円です。
このまま再投資を続けていくと、10年後にはいくらになっているか。
このまま再投資を続けていけば、10年後には2.6倍になっています。
単利の場合は、100万円を運用して年間10万円を10年間受け取ることから、元本と10年分の利息合計は220万円です。
対して再投資した場合は、約260万円なので、再投資した方が受け取れる金額は大きくなります。
再投資は、投資期間が長期間になるほど大きな効果となります。
投資信託では自動的に買い付ける仕組みができるので、資産形成の仕組み作りに再投資が行われたりします。
リバランスとリアロケーション
投資の目的に合わせて運用する資産を配分することをアセットアロケーションといいます。
運用成果の9割がアセットアロケーションによって決まるといわれていますが、当初設定したアセットアロケーションも時間が経過すると配分割合が変化していきます。
そのための調整がリバランスとリアロケーションです。
リバランス
リバランスは最初に設定した割合に戻すことをいいます。
仮に債券が30%、投資信託が40%、株式が40%であれば、時価の変動で債券15%、投資信託30%、株式55%になった場合に元の債券30%、投資信託40%、株式40%に戻す調整作業です。
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リアロケーション
リアロケーションは、最初に決めた設定割合自体を調整することです。
仮に債券30%、投資信託40%、株式40%だったとして、その後、時価の変動で債券15%、投資信託30%、株式55%になった際、リバランスであれば元の設定割合に戻します。
しかし、リアロケーションでは最初の設定割合自体を調整するので、例えば債券40%、投資信託35%、株式25%といったように配分比率に設定し直すことがあります。
リバランスもリアロケーションも調整の際に売買に手数料がかかるので、あまり頻繁にやらず、一定期間をおいて行うのがよいとされています。
今後は、idecoの対象者が拡大したので、リバランスとリアロケーションを耳にする機会も増えると思います。
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