日本人の平均寿命は、平成28年で男性80歳、女性87歳となっており、現在進行形で平均寿命が伸び続けています。

人生100年時代の著者によると、「2007年に生まれた子の半数が100歳まで生きる」のだそうです。

今までの日本では、会社を定年退職したら趣味や旅行を楽しめましたが、これからの日本では長生きするためには出来るだけ長く働き続けることが必要になりそうです。

リタイアメントプランニングとは何を指すのか

高齢社会では、退職後に向けたプランが非常に重要となってきます。

この退職後のプランこそが「リタイアメントプランニング」になります。

 

リタイアメントプランでは、他のライフプランとは違って、国民年金、厚生年金といった公的年金制度や介護保険制度、医療保険制度、といった限られた収入と、退職までに用意した老後資金で運用や取り崩しをしつつ、社会保険の仕組みを有効に活用していくことが重要になります。

また、公的年金被保険者数の減少と平均余命の伸びといった少子高齢社会では、日本はどうなっていくかといった自分なりの意見も必要です。

老後資金の準備の前提では、社会保障制度の理解が必要です。その日暮らしの人で社会保障制度を理解している人はまずいません。

リタイアメントプランでは、公的年金で不足する老後資金をどうやって計画的に準備するかがポイントになります。

年金は不要なのか?

比較的若い世帯でときどき叫ばれるものに「年金不要論」があります。

私の知り合いのニートも、自分だけが年金をもらえない制度はおかしいという理由で、年金不要といっています。

だからといって、年金不要論を叫んでいる人が老後の準備をできているかというとそうではありません。

 

年金不要論を叫ぶ人の多くが、老後に向けた準備はできておらず、貯金もないようです。

私も就職氷河期世代なので、ニートには同情しますが、ただ働くのが嫌という人の場合は自己責任の部分が多い気がします。

年金制度がなければ自分で1億円を用意しなければならない

もし仮に年金制度がない場合は、退職後の20年間で1億円が必要ともいわれています。

生命保険文化センターによれば、ゆとりある老後のためには毎月38万円(2016年)が必要だそうです。

もし、ゆとりある老後を暮らそうと思うのであれば、20年だけで38万円×240か月=9,120万円になります。

もしもの時のための備えとして1割の912万円をプラスすれば、1億円が必要になります。

 

平均的な老後世帯の支出については、毎月27万円程度かかるそうです。

その場合は、6,480万円を自分で用意しなければならないことになります。

自分でこれだけの金額を用意できる人は、そう多くはないと思います。

ニートの人は、とにかく行動に移すことが大事です。

 

最近では、生涯現役で働くことを政府が促しだしたので、今後は死ぬときが退職なんて時代がくるかもしれませんが、アンケートによると早く引退したい人の方が多いそうです。

 

 

20年前と今とでは日本経済が全然違うように、20年後の将来を知ることはほとんど無理です。

ライフプランと同様、リタイアメントプランニングにおいても定期的な見直しが必要です。

 

今から副業をしておく

職場の服務規定で副業を禁止している場合は別ですが、副業が認められるのであれば今から挑戦しておくのもいいかもしれません。

よくあるのは、退職後に士業として開業するとか、ブログを書いて収入を得る、今までの知識を活かすといったものです。

士業の交流会に参加すると退職後に開業する人は確かに多いです。

また、ブログは記事の数に比例してアクセスが伸びやすいので、早いうちから取り組んでおくといいかもしれません。ブログはニートの人にもおすすめで、私の知り合いにはニートなのにサラリーマンより稼いでいる人もいます。

今までの知識を活かして地域の専門家に登録している人もいます。収入は少ないですが、継続して仕事はあるそうです。

 

 

 

 

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