皆さん、こんにちは
皆さんは、どのようなポイントを重視して不動産探しをされていますか。
不動産を探す際、ネットで探す人が多いと思いますが、全ての物件がネットで見れるわけではありません。
ネットで見れるのは一部なので、基本的には不動産会社に行って物件を紹介してもらいます。
そのため、不動産探しがうまくいくかどうかは、不動産営業によるところも多いです。
不動産会社による得意分野の違い
不動産会社には、それぞれ得意な分野があります。
オフィスビルに強い会社、リゾート開発に強い会社、投資事業に強い会社、遊休地を有効活用させてアパートの建築に強い会社、マンションの開発会社、賃貸の管理会社、売買仲介会社、オフィス賃貸専門会社、賃貸仲介会社、と分野は実に様々です。
不動産会社は、宅地建物取引業の免許を得るための要件があるので、どこの不動産会社でもどの分野も法律上は扱えます。
ただ、不動産会社によって扱っていない分野の仕事だと、相談をしても本気になってくれなかったりします。
また、不動産探しでは営業担当者がどのような人か、相性がいいか、といったことが何より重要になります。
不動産の営業マンとの付き合いがきっかけで、それ以後何十年にわたって付き合うことになることもあります。
不動産は、住空間だけでなく、相続、税金、運用にもわたることがありますから、営業マン選びは重要です。
不動産探しは情報が重要
物件探しの依頼をした場合を例にあげると、新しい物件が出てきたというのに、その物件を教えてもらうのに3日も4日も遅れて情報を教えてくるようではどうでしょう。
本当にいい物件は、3日も経たずに申し込みが入ります。
不動産というのは、スーパーで大根を買うのとはわけが違います。
不動産は同じ商品がないという性質を持っているので、情報が遅れるのは致命的です。
お客様が気に入るかどうかは問題ではありません。
不動産の購入は住宅ローンの資金計画が重要
最近は、住宅ローンが理由で破産する人の割合が増加傾向にあります。
また、住宅ローンに対する不安を抱えたままではなかなか物件選びも進展しないことと思います。
不動産の情報は、どこの不動産会社でも似たような物件を紹介されます。
賃貸で8割~9割、売買では95%以上の物件がどこの不動産会社でも紹介できます。
お疑いであれば、試しにネットで検索した物件を扱っている不動産とは別の不動産会社に、検索した物件を紹介できるか聞いてみてください。
不動産会社が面倒くさがらない限り、紹介できると答えるはずです。
なので、物件情報どこへ行っても同じなら不動産探しは営業がポイントとなります。
業界の高齢化が深刻化している
不動産業の社長の年齢は、70歳以上が4割という話です。
不動産業界自体の平均年齢も60代以上で、不動産業界は最も高齢化が進んでいる業種の一つらしいです。
他の業種に目を向けると、社会保険労務士も60%以上が50以上といわれていますし、税理士も若者はほとんどみません。
若い世代が多いのは、IT業界くらいです。
日本の高齢率は、25%を超え、4人に1人以上が65歳以上です。
経営者の高齢化は、日本人の高齢化以上に進んでいるようです。
不動産業者でも社長が高齢のために廃業する人は多く、私の周りにも高齢を理由に不動産会社を廃業する人が増えています。
反対にファイナンシャルプランナー(以下FP)は、新しい職業のせいか比較的若い世代が多いです。
最近はやりのビットコインについてアドバイスしているFPもいます。
高齢化が進んでいる業界だと、新しい技術の導入が進まない傾向にあるように思います。
いつの時代も新しいものに飛びつくのは若い世代です。
少し前に「10年後に消える仕事、消えない仕事」という本が出ましたが、その本を読めば高齢化が進んでいる業界ばかりが消える仕事にランクインしているはずです。
どんな不動産営業に相談すればいいのか
不動産探しをする場合にポイントとなるのは、不動産会社よりも不動産営業であるということです。
どこの不動産会社でも90%は紹介可能なので、信頼できる営業を見つけることが不動産探しで成功するポイントです。
また、不動産の購入には、ローンの資金計画が切り離せないので、マイホームであれば住宅ローン、投資物件であれば不動産投資利回りについての計算が必要です(年間の満室利回りではありません)。
こういった情報を提供してくれる不動産であれば、不動産の購入で失敗する確率をぐっと減らせると思います。