空き家の問題

日本は少子高齢化・人口減少が社会問題化し、全国的に空家が問題化しています。

平成27年5月26日に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が施行され、特定空家に該当すれば行政の方で空家に対して助言、指導、勧告、命令、代執行ができるようになりました。

代執行の場合の撤去費用は放置した人が支払うことになります。

空家の問題は費用の問題だけでない様々な問題となっております。

ホームレスが住みついた空家

空家を放置していて久しぶりに実家の空家に帰ったら、ホームレスが住んでいたという話があります。

部屋の中は土足で歩き回られて泥だらけ。

生ごみもその辺に放置状態なのでゴキブリが発生するし、ネズミの死骸まで転がっていたそうです。

こうなってしまうと思い出のつまった実家が廃墟にしか見えません。

〇空家が崩れることで通行人などにけがをさせてしまう

〇ホームレスや空き巣が住みつく

〇詐欺行為の現場として利用されている

〇放火されても誰も気づかない

〇野良犬や野良猫が住みつく

空家といっても個人の所有するものです。

空家が朽ちて崩れて通行人に怪我をさせれば、損害賠償責任です。

空家となった場合は、どう処分するかが問題です。

将来も住む予定がないのであれば、思い切って売却することを検討してみるのもいいと思います。

もし、先祖代々の土地だから、思い出が詰まった実家だから、といった理由で売却しないのであれば、空家を巡回してくれるサービスを利用するのも一策です。

近所付き合いがあったおかげで、第三者の侵入を隣人が防いだというケースもあります。

不動産は資産ですから有効活用することによって、お金を稼ぐことができます。

売却するか貸し出すかすれば、公共の利益にも貢献できます。

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