横須賀の市役所で城ヶ島に関する資料を見てから興味を持ったので、釣りの帰りに城ヶ島に寄ってきました。

 

城ヶ島には、「県立城ヶ島公園」という大きな観光スポットがあるので、城ヶ島に訪れた際は、県立城ケ崎公園と白秋記念館もあわせて見るのがおすすめです。

城ヶ島は島ですが、三浦半島の南端から橋がかかっているのでクルマやバスで訪れることができます。

城ヶ島とは

城ヶ島の広さは、島の周囲が約4kmに及び、面積は0.99km²あります。

城ヶ島は、神奈川県の三浦市にあって三浦半島の最南端に位置してます。

神奈川では、江の島と並ぶ景勝地として知られる島ですが、江の島の面積は0.38km²なので城ヶ島の方が2倍以上の大きさです。

 

源頼朝も訪れたことで知られ、鎌倉時代には観光地となっていたそうです。

城ヶ島は、相模の名門三浦氏の水軍の本拠地といわれています。

戦国時代には、あの安房の里見義弘も城ヶ島をたびたび来襲したそうです。

その後、城ヶ島は軍事的にも重要視されるようになり、幕末時には島内に砲台が築かれたようです。

 

城ヶ島の文学といえば、北原白秋の「城ヶ島の雨」が有名です。

白秋は、城ヶ島の地を大変好んでいたそうです。城ヶ島は、白秋以外の文化人にも愛された地のようです。

  

 

城ヶ島には、北原白秋記念館が建ってます。記念館の前の海岸には、北原白秋の歌碑が建ってました。

 

雨はふるふる 城ヶ島の磯に
利休鼠の 雨がふる

雨は真珠か 夜明けの霧か
それともわたしの 忍び泣き

舟はゆくゆく 通り矢のはなを
濡れて帆上げた 主の舟

舟は櫓でやる 櫓は唄でやる
唄は船頭さんの 心意気

雨はふるふる 日はうす曇る
舟はゆくゆく 帆がかすむ

 

白秋記念館の前からは、城ヶ島大橋と三浦半島が見えます。

城ヶ島大橋からは、晴れていれば富士山や伊豆、房総半島が見えます。

城ヶ島大橋は、「かながわの橋100選」にも選ばれています。

城ヶ島へのアクセス

城ヶ島へは、京浜急行久里浜線の「三崎口」駅からバスで城ヶ島行きに乗ります。

三崎口駅から城ヶ島へは結構距離がある(7,8キロくらい)ので、バスでも20分~30分くらいかかります。

 

クルマであれば、県道26号線を進んで行き、「城ヶ島入口」で左折すれば城ヶ島大橋に着きます。

 

城ヶ島付近には大きな建物がないので、晴れていれば富士山が見えることもあります。

城ヶ島大橋をクルマやバイクで渡る場合は、料金がかかります。

バイクや軽自動車は50円、普通車(5、7ナンバー)は100円、3ナンバーの普通車は150円を料金所で支払います。

自転車と徒歩の場合は無料です。

また、営業時間(3月~ 10月 8:00 – 19:00、11月~ 2月 8:00 – 18:00)外の利用は料金が無料です。

 

城ヶ島へ渡るには、城ヶ島大橋を伝って渡る以外に「渡し船」もあります。

 

かながわの景勝50選「城ヶ島と大橋」

城ヶ島と大橋は、かながわの景勝50選に「城ヶ島と大橋」として選ばれています。

「かながわの景勝50選 城ヶ島と大橋」の石碑は、最初はなかなか見つからず、白秋記念館のあたりをぐるぐると回ってしまいました。

石碑があったのは、城ヶ島大橋を渡って県立城ヶ島公園との分かれ道を城ヶ島公園には行かずに坂を下りて行った先にある「第2駐車場」の脇にあります。

この道の左手前に石碑はあります。右側には白秋記念館があります。

 

白秋記念館付近から見た城ヶ島大橋と三浦半島です。

今回は、県立城ヶ島公園には行けませんでしたが、日を改めて訪ねようと思います。

城ヶ島公園内の様子

城ヶ島周辺には大きな建物がないので、天気が良ければ富士山や伊豆半島が見えます。場所によっては大島が見えるときもあるそうです。

 

 

城ヶ島大橋で城ヶ島に渡って一番最初の分かれ道を右に行くと「県立城ヶ島公園」に着き、左の道を進んで城ヶ島大橋の下をくぐって右の道に折れると「白秋記念館」に着きます。

 

城ヶ島第1駐車場は、普通車は1日450円、バイクは1日100円でした。第2駐車場も同じ料金です。

城ヶ島は、都心からでも日帰りが可能です。