大手不動産会社に行っても中小企業の不動産会社に行っても不動産の情報は大差ありません。

大手不動産会社だったら紹介される物件も多いだろうと思うのは常識で考えれると納得できそうです。

しかし、実際は紹介できる物件はどこも似たようなもので、物件情報自体が不動産業界全体で共有しているといっても過言ではありません。

そのため、不動産探しをし始めてみると、大手不動産会社へ行っても中小不動産会社に行っても同じだということがよく分かります。

不動産探しで重要なのは、いい営業マンと巡りあうこと

不動産探しで一番大事なのは、不動産会社探しというよりも、いい営業探しといえます。

どこの不動産会社でも不動産情報の90%以上を共有しているからです。

人生では、不動産に関連する相談は意外と多いので、いい営業マンとの出会いは一生ものです。

 

自分と相性のいい営業マン、信頼のおける営業マンなのかというポイントを重視しながら物件探しをしてみるのがいいかと思います。

不動産購入の不安の原因は住宅ローン

普通の人にとっては、住宅探しも住宅ローンの利用も初めてのことだと思います。

実際にアンケートをとるとマイホーム購入の一番の不安は、住宅ローンに関することと言われています。

住宅ローンは35年という長期にわたりますし、将来的なリスクを考えると納得の結果だと思います。

 

住宅ローンに対する不安がある人にオススメしたいのが、ライフプランを立ててみるということです。

ライフプランを立てても将来の全てが分かるわけではありませんが、不安が安心に変わる部分は多くあります。

 

私はファイナンシャルプランナーとして多くの住宅ローン利用前のライフプラン相談を受けてきましたが、明らかに破綻するだろうと思うような住宅ローン返済計画を立てている人がいます。

ライフプランを事前に立ててみることで、明らかに破綻するような住宅ローンの返済計画を避けることができます。

将来のリスクは住宅ローンだけではない

最近は、老後破綻という言葉をよく聞くようになりました。

老後で資金不足になるリスクは増えていますが、一定数の人は子供の教育資金が負担になっています。

子供の成長とともに必要な教育資金は増加していきますが、教育資金が必要な時期と住宅ローンの返済する時期は重なるのが一般的なので、この時期は大きなリスクとなります。

また、老後生活の資金は、年金だけでは多くの年金世帯が不足しているので、老後に家賃や住宅ローンの返済をしている人は、リスクを抱えて老後を送ることになります。

 

不安の原因は知識不足なので、知識を補う

以前いた会社は、住宅ローン破綻してる人を相手にしている会社でした。

住宅ローンで破綻する人に共通しているのが住宅ローンの知識がないために業者の言いなりになっていることです。

住宅ローンが返済不履行(払えなくなってる人)になってる人に共通するのは、最初から無理のある返済計画を立てていることです。

マイホームを購入する際は、住宅ローン利用者側も不足する知識を補っておくことが大切だと思います。

マイホームの購入なんてそうそう経験することではありませんから専門家を上手に活用することでも知識不足は補えます。

ライフプランから住宅購入を考える

不動産探しをすると、今やどこの不動産会社に行っても同じ物件を紹介されます。

であるとすれば、何を基準に不動産業者を選ぶかが問題です。

現在の不動産購入では、ローンを利用することがほとんどです。

豊かな生活をするために不動産を購入したのに、ローンが原因で生活苦になっては本末転倒です。

なので、これからの不動産会社選びは、ローンだけではなく、ライフプランにも精通している不動産業者を選ぶのがおすすめです。

 

では、ライフプランを普段から立てているのは誰かというと、不動産業者でないのは確かです。

おそらく不動産業者に相談しても最適なライフプランの提案は難しいと思います。

なぜかというと、不動産業者はライフプランは扱っておらず、FP資格を持っていてもライフプラン自体が何なのかほとんどの業者が知らないからです。

 

保険屋さんも似たようなものかもしれませんが、不動産業者よりは保険屋さんの方がライフプランについて知っています。

ライフプランでは、年金の知識が不可欠ですが、保険屋さんは保険商品を提案するために社会保障制度を勉強しています。

しかし、不動産業者は、住宅ローンの返済がいくらになるかは教えてくれますが、年金制度を知っている業者がまずいません。不動産業者は、不動産が商品なのでライフプランについて知る必要がないのです。

 

住宅ローンを組まなかったとしても不動産の購入は将来のライフプランに影響を与えます。

現金か住宅ローンかは、今お金を用意するか将来受け取るお金を今用意するかの違いにしか過ぎないので、どちらにしても不動産の購入はライフプランに影響を与えるというわけです。ただし、同じ4,000万円の購入でもローンを組むのと現金で一括購入するのとでは、出ていく金額は違います。

 

資産はあるけど、現金がないという家庭は結構あります。

不動産の購入は、金額が大きいのでライフプランに与える影響は大きいというわけです。

 

 

 

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