不動産会社から渡された資料には、洗髪洗面化粧台や温水洗浄便座がおすすめポイントとして大きく書いてあることがあります。
家を探す際に、条件として洗髪洗面化粧台や温水洗浄便座が付いていることを挙げるお客さんもいます。
しかし、中には洗髪洗面化粧台や温水洗浄便座という言葉を聞いてもピンとこない人もいるのではないでしょうか。
なぜなら洗髪洗面化粧台や温水洗浄便座は、別に普及している通り名があるからです。
洗髪洗面化粧台とは
洗髪洗面化粧台とは、髪が洗える機能と洗面ボウルが設置されている化粧台です。
画像では、蛇口から水を出すハンドルが右にあり、その左にはハンドシャワーがあります。
洗髪洗面化粧台があると、洗髪や洗面、歯磨き、化粧がその場でできます。
大きな洗面ボウルが設置されてあるのが特徴です。
洗髪洗面化粧台があれば、ハンドシャワーを使って朝シャンができるので忙しい朝にも便利です。
一般的な洗面化粧台には、コンセントが付いているため、ドライヤーをコンセントに差し込んで整髪することもできます。
洗髪洗面化粧台をシャンプードレッサーと呼ぶことがありますが、シャンプードレッサーはTOTOの登録商標です。
なので、不動産会社や建築会社の紹介ではあまりシャンプードレッサーの名前は出ません。
温水洗浄便座
温水洗浄便座は、様式便所に設置してあるお尻を温水で洗浄する便座です。
温水洗浄便座のメーカーにも各社ありますが、TOTO、パナソニック、INAXといったメーカーが知られていますす。
よく聞くウォシュレットは、TOTOの商標登録になります。
また、シャワートイレはINAX、ビューティトワレはパナソニックと、各社によって呼び名が違うため、販売図面の設備にもその名前で紹介されることがあります。
不動産屋や建設会社に温水洗浄便座と紹介されてもピンとこないかもしれませんが、お尻を洗浄する機能がついている便座が設置されているということです。
ある販売図面だとウォシュレット、別の販売図面だとシャワートイレ、また別の販売図面だとビューティトワレと表記されていたら混乱してしまいそうです。
今のトイレは、温水洗浄便座は当たり前で、温水洗浄便座が設置されてないトイレを探すことの方が難しいくらい普及しています。
知り合いに痔の人がいますが、温水洗浄便座でなければトイレは入らないそうです。
温水洗浄便座には、脱臭機能が付いており、また、便座も暖かく温水が噴出するので冬でも爽快です。
中には便器を自動で洗浄する自動洗浄の機能があるものもあります。
温水の作り方には、貯湯式と瞬間式があるといわれています。
貯湯式は、事前に温水を作っておく方法ですが、電気代が多くかかります。
瞬間式は、使う瞬間に水を温める方法ですが、使う瞬間に電気代がかかるだけなので電気代は抑えられるそうです。
衛生面でトイレをきれいに保てると評価されている温水洗浄便座ですが、洗浄水から細菌が検出されたという記録もあります。
現在は、温水洗浄便座もお手頃になり、1万円台から購入することが可能です。
温水洗浄便座の中には、自動で便座が上げ下げするものもありますが、機能が少ないほうがそれだけ価格も安くなります。
温水洗浄便座をこれから購入しようと考えている人の中には、業者に取り付けてもらうのが当然と思っている人がいるかもしれませんが、工具を使って自分で取り付けることも可能です。
私は、ネットを見ながら取り付けましたが、今も問題なく使用できています。