先日、「失敗しない住宅ローン」と題した住宅ローンのセミナーを開催しました。

内容は、以前に神奈川県が主催した消費者向けのセミナー内容に修正したものです。

神奈川県や横浜市の主催になると大きな部屋で行うのですが、自社だと少人数なので話も伝わりやすいように思います。

たくさん人が来たらどうしようと心配しましたが杞憂でした。予想以上に少なくなりましたが、このセミナーを受講した人は事前に住宅ローンのリスクを知ることができたと思います。

 

「失敗しない住宅ローン」セミナーでは、住宅ローンで失敗する人の事例や件数を取り上げて、住宅ローンで失敗した場合の対処方法まで話が及びました。

住宅ローンで失敗した場合の対処法も大事ですが、何より大事なのは失敗しない住宅ローンを組むことです。

将来何があるか分からないことをリスクといいますが、リスクには事前にわかるリスクとその時にならないと分からないリスクとがあります。

住宅ローンで失敗する人の半数以上は事前にわかるリスクを無視したことが原因です。

 

【失敗しない住宅ローン】の内容

「失敗しない住宅ローン」では、第一部と第二部に分けて行いました。

第一部

・住宅ローンの失敗事例

以前、住宅ローンで破産した人を相手にしたビジネスをしている会社に勤めていたからこそ分かる話をしました。

 

・住宅ローンが主な原因で多重債務に陥る件数

負担の多いローンを抱えてしまったために多重債務者にまでなってしまうというケースが後を絶ちません。データを用いて住宅ローンが原因で多重債務になっている人がどれだけいるかをお話しました。

 

・住宅ローンの基本(金利の種類・返済方法・返済金額の目安)

普通の人は、住宅ローンを借り入れるのは一生に一度か二度です。なかには一生縁がないなんて人もいます。

ここでは初めて住宅ローンを利用する人でも分かるように基本的なことをお話させて頂きました。

 

・フラット35と銀行の住宅ローンの違い

フラット35と銀行の住宅ローンの違いについて雑誌やネットではなかなか知ることができない話をもしました。

 

第二部

・住宅ローンを組んだ後のリスク

不動産会社は、住宅ローンを組むまでしか付き合わないので、その後のリスクについては教えてくれませんが、セミナーでは住宅ローンを組んだ後のリスクについてお話させて頂きました。

 

・住宅ローンの悩み

住宅ローンを借り入れた後にはどのような悩みがあるのかを先人の例を取り上げて解説しました。

 

・住宅ローンの見直しの大切さ

住宅ローンは何十年の間にわたって返済していくものですが、その間に金利が変動することがあります。金利の変動に応じて住宅ローンを見直すことで何百万円もの負担を減らすことは可能です。見直しをしたことで1000万円の負担が軽減された人もいます。この話に大変興味をお持ちになられた方もおられました。

 

・ライフプランとはどんなものか

欧米ではライフプランは普及していますが、日本ではまだまだライフプランをしたことがある人は少数です。なのでライフプラン相談ではどのようなことを行うかをモデル資料を用いて説明しました。

 

・ライフプランの効果

住宅ローンの借入額が適切か不適切化は、どのように調べればいいか。ネットや雑誌では、年収の25%までとか年収5倍ルールといった様々な説がありますが、どれも適当とはいえません。その人にあったライフプランを立てることで見えてくるものがあります。それはリスクだけでなく希望でもあります。

 

最後にまとめて終わりましたが、お客さんは少なかったのですが、内容に満足して頂けたようです。

 

自社セミナーの今後の課題

今後の課題は、人集めだと思います。

以前、経営コンサルタントの人と話をしたときに、どんな素晴らしいサービスもそのサービスが誰も知らなければ何もないのと一緒と言われましたが、確かにその通りだと思います。

今でこそ大きく有名になった東京の某団体でも、最初の頃はセミナーをいくらしても全く人が来なかったそうで、1人でも来たら盛況ととらえていた時代もあったんだそうです。

やっぱり人が少なくても継続してセミナーを続けることが大事だと思います。