ライフプランというのは、それぞれの個人や家庭の人生設計をいいますが、ただの人生設計とは違ってライフプランといったときは、金銭的な面に着目していることだと思います。

最近になって特に金融に関する教育が小学校から大学まで行われるようになり、ライフプランという言葉を聞く機会も増えました。

何故、最近になって金融教育やライフプラン教育が叫ばれるようになったかというと、人口減少による問題や長生きリスクの問題から社会保障制度だけでは将来生活していくことが難しくなったためです。

老後破綻や生活保護は他人事ではない

少し前に老後になってから破たんしたり、生活保護のお世話になる人が話題となりましたが、生活保護のお世話になる高齢者は年々増加しています。

生活保護を受給している割合を見ると一番多く生活保護になっているのは高齢者です。

今後、高齢化が進み、無計画の人が増えていけば、当然ですが生活保護の受給率も増えていくことでしょう。

そのことを危惧してか自治体でもライフプランを立てることを推奨しているケースを見るようになりました。

 

老後になってからだとライフプランを立て直すことは難しく、早いうちからライフプランを立て、目標に向かって対策を実行するしかありません。

目標が1000万円でも期間によって差が

タイトルにライフプランを立ててる人と立ててない人とでは、1,000万円の差がつくと書きましたが、これは少なく見積もっています。

早い段階からライフプランを立てて目標に向かっている人だと何千万円にもなり、リスクとうまく付き合う人だと億を超えてきます。

 

ただの貯金であれば、ほとんど利子がつきませんが、例え貯蓄であっても1000万円を貯めようと思えば早い段階から行う方が楽です。

1000万円を貯めようと思っても期間が10年(月8.3万円)の人と30年(月2.8万円)の人とでは毎月に必要な金額に差が出るのは当然です。

毎月8万3千円だと大変ですが、毎月2万8千円であれば無理なく貯められる金額です。

 

また、投資期間が長ければ、リスクのある商品での運用も可能です。

リスク性の商品はプラスとマイナスを繰り返すので、今はマイナスでも将来プラスとなったときに売却すればいいのです。

短期間で利益を積み立てていくことで毎月の積立額を減らすことも可能です。

仕組みづくりの大切さ

ライフプランを達成するためのお金の計画をファイナンシャルプランニングということがありますが、ファイナンシャルプランニングには仕組みづくりが大切です。

 

同じ収入なのに、お金が貯まる人と貯まらない人がいます。

お金が貯まらない人のよくあるパターンとしては、毎月の収入からその月に使ったお金を引いた残りを貯蓄するといったものです。

反対にお金が貯まるためには、収入から毎月貯める金額を先に引いて、余った分だけでその月を過ごすといった仕組みが大切です。

 

たとえ銀行のような低金利先であったとしても、仕組みづくりを作り上げておくことが20年、30年先にいきてきます。

 

何とかなると思ってる人もいますが、何とかなることは間違いなくないでしょう。

人生にもライフプランにもワクワクを

先々に不安を抱えてお金を使わない生活を否定するわけではありませんが、どうせなら人生を楽しんだほうがいいのではないでしょうか。

将来に旅行を楽しむためにも、不安をなくすためにも、早いうちにライフプランを持つことが必要です。

様々なリスクに備えておくことで旅行も住宅探しも楽しめます。

 

ただし、ライフプランは万能ではなく、ライフプランを立てたからといって行動しなければ何も変わりませんし、予定通りいくことも少ないです。

家計の見直しが大きな差を生む

ライフプランでは適切なタイミングで家計の見直しをすることも効果あります。

例えば住宅ローンは金利によって総返済額が変化しますが、5年前の2013年に固定金利で住宅ローンを利用した人が見直しをすれば、4,000万円の借り入れであれば300万~400万円の節約効果が出るでしょう。

他にもライフプランを立てることで将来に対する問題意識が変わります。

問題意識を持つのと持たないのとでは、行動に変化が出るでしょう。

 

1つでも当てはまることがあればご相談ください