「心にナイフをしのばせて」を買う

先日、横須賀の不動産の下見に行ったので、帰りに汐入のショッパーズの本屋さんに寄りました。

結構大きいですよね、ショッパーズのくまざわ書店。

最近は、集客に関する本か不動産に関する本ばかり読んでいたので、たまには別の本を買うことにしました。

 

文庫コーナーに行って背表紙をいろいろと読んで目に留まったのが「心にナイフをしのばせて」でした。

パラパラとめくったのですが、最初、ノンフィクションなのかフィクションなのかよく分かりませんでした。

というのは、この事件について全く知らなかったからです。

家に帰って読み始めて数分すると、実在の学校の名前、地名が出てきて、ようやく実際の事件なんだと知りました。

 

事件の内容もすさまじいのですが、被害者遺族のその後の生活もすさまじい。

なによりも同級生を殺害した加害者が弁護士になっていたというのも驚きです。

 

ここまでは帯に書いてあったないようですが、それ以上はネタバレが過ぎるので止めておきます。

 

といってもネットで検索したら出てきますけどね。

 

通称「サレジオ高校首切り殺人」が注目を集めたきっかけは、神戸児童殺害事件、酒鬼薔薇聖斗事件と酷似している点があったからだそうです。

犯人が未成年であること、頭部が切り離されたこと、精神障害と認められたこと、関東医療少年院に送られて数年で更生扱い、被害者遺族に謝罪がないこと、確かに共通点があります。

 

被害者遺族は、両親と妹ですが、同級生に息子を殺され、加害者遺族から40万円を受け取ったまま、何の保証もされず、40年間極貧生活を送りました。それなのに、加害者の少年は弁護士に出世して活躍していたという救えない話でした。

 

おわり

 

 

 

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