事業主が悪いのか労基署が悪いのか

事務所のパソコンの調子が良くなく、重いので残った作業は家のパソコンでやることにして18時に事務所を出ました。

家で作業しながら元労働基準監督官の本を読んでましたが、やっぱり不動産会社で労働基準法を遵守している会社ってなかなかないよなあと思います。

私が不動産会社に最初に就職したのが22歳ですが、この頃はフルコミッションが多く、固定給があっても少額で収入の大半は歩合という会社が多かったように思います。

賃貸の仲介や管理業をメインとしている会社は、固定給が多めですが基本給は多くないため、高給を求めてフルコミッションに移る人もいました。

そんな業界ですが、不動産業界で働く人はそのような働き方を自分で選んだ人ですので、それなりに満足している人が多いのではないでしょうか。

問題は、事業主側だと思います。

労働基準法は、働く側のための最低限度の法律ですが、内容を詳しく知っている人は多くないと思います。

また、社会保険は強制なので社会保険料がもったいないから加入しないといった選択はできません。

なので、事業主が知らないで法律違反をしていることから不幸が起こり、いきなりのガサ入れやタレコミがあるのだと思います。

最低賃金法違反とかで労働基準監督署が金融機関や取引先に照会すると、その会社との取引が控えられたら業務継続が困難な事態にもなりかねません。

中小企業にとっては命がけです。

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